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2006年10月 6日 (金)

兵庫国体奮戦記(高田丈裕からのレポート)

D1010095 木口道場の皆様、お久しぶりです&初めまして。髙田丈裕という現在、日本体育大学大学院に所属する元木口道場門下生です。

木口道場には小学5年生の頃から中学3年までレスリングの練習生として通わせていただきました。その後、神奈川県の日本大学藤沢高校へ進学しレスリングを続け、大学は日本体育大学へ。大学での選手生活ではタイトルの奪取こそならなかったものの、そこそこの競技成績を残した後、大学院へ進学し勉学への道を歩み始めました。

今回、のじぎく兵庫国体へと神奈川県代表として参加することになりましたが、その経緯は「棚から牡丹餅」的なもので、選手生活を諦めて勉強への専念を決めてから一年後の出来事でした。(棚から牡丹餅の意味が判らない人は人に聞かずに自分で調べてみましょう!!)出場するからにはやはり最大限全力を尽くすのがレスリング競技や神奈川県レスリング協会への礼儀。なまりになまった身体にムチを打ってこの二ヶ月間、勉強の合間を縫って必死に練習してみました。

結果は散々な一回戦敗退…日本体育大学の卒業生としても木口道場の元門下生としても恥ずかしい結果になってしましました。やはり、レスリング競技はとても厳しい競技。常に練習していなければ試合で勝つ事のなんと難しいことか。改めてそういったレスリング競技の凄みに気付かされました。

負けて帰ってきて僕自身が思い知らされたことは、どれだけレスリングが大好きなのかということです。当然悔しい気持ちもあるのですが、それ以上にレスリングが好きだからまだまだ選手としても続けて生きたい。こんな思いが芽生え始めています。

D1010096 レスリングは練習の量とか質とか他のスポーツと比べてもその辛さ激しさはかなり上位にランクされるスポーツだと思います。でも、僕はそんな練習も楽しめるんです。それは、僕のレスリングの基盤が木口道場にあるからです。試合に勝つことはとても大切なことだと思います。でも、木口道場は試合での勝つ価値を教えるのは最初に教えることではないですよね。レスリングで楽しむこと。これを一番に教えてもらっています。このレスリングを楽しむという気持ちが、いつまでたってもレスリングを好きでいられる、練習で頑張れる原動力になるんだと思います。皆さん!!清い心、強いからだ、良い頭の下にレスリングを十分楽しんで下さい。そして頑張ってください。応援してます!

それではこの辺で。

P.S 時々は道場に顔を出すようにしますので、その時はよろしくお願いします。

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本人は「そこそこの成績」などと謙遜していますが、全日本選抜60kg級グレコで4位と言うのは「そこそこ」ではないでしょう。ちなみにその時の準決勝の相手は、やはり同じ木口道場出身の笹本睦選手でした。

Mvc007f この前久しぶりに道場に来た時は、そり投げで徳留の首を壊しました(翌日からコルセットしてたぞ)。たかだぁ~。道場に来てもいいけど、受身の取れないような高度な投げは禁止ね。

中学生の時の高田選手 →

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